大阪・京阪神の寄付集め奮闘記! Vol.5 特定非営利活動法人プール・ボランティア

団体概要

「障がい者も健常者も同じようにプールを楽しめる社会を!」と1999年、文部大臣認定の水泳教師、日本赤十字社の水上安全法・救急法の指導員、ライフセーバー、スキューバーダイビングのインストラクターなど「水」の専門家が集まって「プール・ボランティア」を設立しました。一般プールを利用して、完全マンツーマンで、障がい、体格、希望に応じて水泳指導しています。利用は有償です。
水泳指導の他、プールのバリアフリーマップ作成や施設対象に障がい者対応研修なども行っています。

左:織田 智子さん(副理事長)、右:岡崎 寛さん (理事長)左:織田 智子さん(副理事長)、右:岡崎 寛さん (理事長)

最初は寄付集めに積極的ではなかったのだけど…

プール・ボランティアは完全マンツーマン水泳指導で、利用希望者は増えているのですが、課題はボランティアがまだまだ足りないことです。本音はやっぱり寄付より人がほしいです(笑)。認定NPO法人制度ができた時も、プール・ボランティアは事業収入割合が90%と多いので、認定申請は考えていませんでした。もともと寄付の仕組みとして、500円を1エールとして毎月引き落としでいただくかたちはありました。ボランティア会員には一回につき交通費として500円支払っていたので、それがまかなえればいいな、と思いつくった仕組みでした。
ただ最近、応援してくれる人から「寄付したいけど、控除はあるの?」という質問をよく受けるようになりました。そして今回絶対値基準が導入されて、よしやってみようか、となったのです。

応援団100人キャンペーンスタート!

認定を取るぞ!となって、これまでの仕組みを見直し、もっと広く呼びかけていこうと、「2012年 めざせ認定NPO!応援団100人キャンペーン」を始めました。利用者・利用者の家族、ボランティア会員などに呼びかけチラシを配りました。チラシは、年2回、お中元とお歳暮の季節に配るパンフレットに同封しました。これは丸大食品からの支援で、お中元お歳暮の食品パンフレットを会員に送り事務手数料をいただいているのですが、郵送費は丸大食品が負担されるので、そこへチラシを同封しました。
キャンペーンは、応援団になっていただいた方から、毎月一定額を郵便引き落としでいただく仕組みです。年度初めに1回寄付のお願いだと、毎年案内を出さないといけないのですが、自動引き落としなら引っ越しても継続してもらえるし、何と言っても、こちらの手間が省けます(笑)。実際は、ボランティアをやめたり、引っ越したりしても応援団を続けてくれる方が多いです。

ボランティアの概念を変えたい

これまでのボランティア観は汗かいて必死にお世話する、というようなイメージがありましたが、我々は「おしゃれにボランティア」を提唱したいと思っています。スマートさ、カッコよさ、そして日常への定着が大事です。なので、水着もオシャレなデザイン、一般プールで活動することにこだわっています。「障がいがあるから専用施設で」はおかしい。遠くの専用プールではなく、近くのプールで誰もが一緒に、が当たり前になってほしいです。最近やっとプールの管理者や一般の方の見方が変わってきたと感じています。長い利用者がいると、一緒に成長を見守ってもらっている感じがします。
プールでの水泳指導はボランティア会員にほぼ全て任せています。安全管理はしていますが、決まったマニュアルでの活動ではありません。指示されてやるのは楽しいボランティアじゃないですよね。利用者、ボランティア、事務局の信頼関係で成り立っている活動だと思います。
寄付も基本は同じです。活動の場では寄付の話はしませんし、お願いはチラシだけ。あくまで自由意思を尊重したいです。でもそうやって活動に関わってもらえるボランティアは応援団になってもらえる割合が高いですし、活動はできなくても支えようという気持ちで応援団になってもらえる人もいる。みんな、自分の意志で関わってもらっています。うちはまず第一にプールへ行ってくれるボランティアが一番ほしいですが、やはり一人ひとりが大切な支援者です。

これから取ろう(寄付集めをしよう)としている団体へメッセージ

応援団22人からスタートしたキャンペーンですが、あと30人ぐらいで目標100人達成です。長く続けてもらうには小さな額からコツコツと、が大事です。それと手がかかるしくみは事務局も寄付する側もしんどい。だけど、情報提供は大事です。まだまだ知らない人が多いことを痛感しています。例えばfacebookも始めましたが、反響は大きいです。そこで活動の様子をできるだけ共有しています。
プール・ボランティアでは、寄付してくださいではなく、仲間になってください、という気持ちで活動しています。
何よりやっぱり人!いい仲間が、また、いい仲間を連れてきてくれる。そのためには情報提供や報告、活動公開などは、ぜひまめに行うことをお勧めします!

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