大阪・京阪神の寄付集め奮闘記! Vol.3 特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス

団体概要

テラ・ルネッサンスは、「すべての生命が安心して生活できる社会(世界平和)の実現」を目的に2001年10月に設立されました。
「テラ」はラテン語で「地球」、「ルネッサンス」は英語で「復興・再生」を意味しています。
地雷撤去、子ども兵の社会復帰、小型武器問題に取り組み、2005年、NPO法人格を取得。現在は、国際協力の取り組みと国内での啓発活動・平和教育活動に力を注いでいます。誰にでも、平和な社会でありたい、好きな人と暮らしたいなど、それぞれの「願い」があるはずだと考え、地雷問題や子ども兵などの課題を通じて、各々の心を喚起し、掘り起こすことによって、本来持っているはずの「願い」を思い出す「きっかけ」を与えることができたら…。
そうすればもともと人には平和を願う気持ちがあるのだから、おのずと世界が平和になっていくはず。そんな思いをこめて、誕生しました。

栗田 佳典さん(国内事業部 部長)栗田 佳典さん
(国内事業部 部長)

すべては伝えることから始まる。

2001年、創設者である鬼丸が初めてカンボジアを訪れ、地雷被害の現状を知り、「伝えること」の必要性を感じ、講演活動を始めました。
同年10月任意団体「テラ・ルネッサンス」を設立。いかに自分たちの活動を、〝伝わる言葉で伝えるか"を意識して活動を行ってきました。
例えば、事業報告書に海外事務所現地スタッフの声を載せる、寄付案内のページに1,000円あれば具体的に何ができるかなどを載せ、支援する側の立場にたち、わかりやすい言葉で表現をして、エピソードを伝えるようにしています。

一人の1万円より、1万人の1円

2005年度から2011年度を平均すると、テラ・ルネッサンスの収入の約65%は会費・寄付です。講演活動は、潜在的支援者に出逢う機会だと思っています。
知ることから始まる。他の人へ伝えてもらう。そして一歩を踏み出してもらう。
ただ、入り口がよくても後のフォローがないと関係は長く続かないことも学びました。支援の選択肢を幅広く持ち、様々な方法で接触回数を増やすことが大事だと思っています。設立当初から、一人の1万円より1万人の1円をめざしてきました。
現在は、書き損じはがき、使用済みインクカートリッジ、不要になった携帯電話、書籍の回収活動も行っています。講演会で活動を知った子どもたちが最初は小学校から、それが企業や商店街や地域での取り組みに広がっていった例もあります。
また、ウガンダコーヒー、チャリティTシャツの販売、関連書籍や講演DVDの発行もしていますが、テラ・ルネッサンスの活動を紹介した漫画「テラ・ルネッサンス(Ⅰ、Ⅱ)」は漫画という点で注目を集めました。テラ・ルネッサンスは、様々な寄付のしくみを持っています。だた、入り口を増やしたかったのではなく、一人でも多くの人を巻き込みたいという願いがあったのです。

設立10年を機に

これまでやみくもに勢いで突っ走ってきた感もあり、改めて会員や支援者へのフォローの必要性を感じています。
まずは団体の活動をよりわかりやすく伝えるために、外部からのアドバイスも受けて、マニフェスト(世界を変える3つの提言30の行動目標)を定め、進捗状況も公表しています。また、年次報告書には普段はクローズアップされない、海外現場での運転手の方や給食に携わる現地人スタッフなど全員の写真を挙げています。文字化、ビジュアル化して見せていくことが大事だと考えています。
また、WEB発信も重要なツールで、デジタルの口コミと同じです。現場を持っていることを強みに、ホームページやFacebookで現地での様子やエピソード、現地の声が伝わる写真をもっと掲載していこうと思っています。

これから取ろう(寄付集めをしよう)としている団体へ

認定NPO法人は、法も整備され、今がチャンスだと思います。テラ・ルネッサンスも取得をめざしてがんばろうと思っています。
NPO・NGOは競争相手ではなく、協力してつながっていくことが大事だと思うので、ノウハウはシェアしていきたいです。人と人がつながることで、各々の団体が成長していけると思います。岩手県大槌町での大槌復興刺し子プロジェクトでも、普段からのつながりが生きて、事業を引き継ぐことができました。
苦手な部分を見せることで、その部分の得意な人が集まってきます。それぞれ人は得意なことを持っているはずですが、気づいていないことが多いんです。
本人が気づいていない得意なことをいかに引き出し、巻き込んでいくかの工夫が大事だと思います。だから私はいつも「楽に努力する」ことを考えています。つらそうな背中ばかり見せていてはあとに人は続かないのかなと(笑)

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