大阪・京阪神の寄付集め奮闘記! Vol.2 (特活)チャイルド・ケモ・ハウス

団体概要

「チャイルド・ケモ・ハウス」は小児がん治療中の子どもたちとその家族のQOL(Quality Of Life-生活の質)に配慮した日本で初めての専門施設設立を目指すNPO法人です。
「チャイルド・ケモ・ハウス」では、小児がん患者が安心して化学療法(抗がん剤治療)を受けるための専門施設を設立する準備を進めています。
将来的には、ここでの経験をモデルとして、同様の施設が全国にいくつか設立されることで、小児がんになったすべての子どもが、笑顔で家族と共に治療を進めることができるような環境作りを目指したいと考えています。

萩原雅美さん(事務局スタッフ)萩原雅美さん
(事務局スタッフ)

小児がん専門治療施設"チャイルド・ケモ・ハウス(仮称)つくるために、8億円必要です。

チャイルド・ケモ・ハウスは小児がんに関わる全ての人のQOL(生活の質)の向上を目指す団体です。
その中の一つの事業として日本で初めての小児がん専門治療施設の設立を目指しています。入院している子どもたちにとって、"夢の治療環境"は家かもしれない。チャイルド・ケモ・ハウスに関わる人と一緒に設計図を考えた時、寝ころべる床や大声が出せる部屋、お母さんの手料理のようなご飯など、当たり前の幸せが詰まった場所がその施設でした。
この当たり前をつくるには、建設費としてまず7億円、施設内のソフト面を整えていくためにさらお金が必要でした。私たちの目的を達成するためには、寄付なしでは成立しません。設立当初からたくさんの方に支えられています。

寄付しないでください、かわりに、夢を買ってください

寄付集めとしては、啓発イベントやシンポジウムの開催、ブログでの情報発信にも力を入れています。また、チャリティイベントや「夢の病院をつくろうPROJECT」、寄付型自動販売機などでの募金活動も行っています。特に、「夢の病院をつくろうPROJECT」は本当に多種多様な方に関わっていただきました。
このプロジェクトは「こんな施設があったらいいな」「私ならこれがほしい」という夢のアイテムをWEBサイトに掲載し、見た人がいいなと思うアイテムを購入するつもりで選んでもらい、その合計金額を寄付してもらうしくみです。例えば、見上げてもあきない天井やこわくない白衣、冷たくない聴診器、いい匂いのする酸素マスクなど、アイテムはたくさんあります。(夢の病院をつくろうPROJECT
「小児がん」というと重いイメージがあり、それを前面に出すと寄付への敷居が高くなってしまいますが、寄付しないで夢を買う、というイメージだと寄付への抵抗も少なく支援していただけるのではないかと思います。寄付者は夢を持って団体に投資し、私たちが夢の実現の代行をしているイメージです。
日本ではなかなか寄付文化が根付かない、どうしても寄付する側が上位に立つという印象になり、寄付行為に抵抗を持っている人が多いのではないかと思います。
私たちは、それを嘆くのではなく、寄付してもらいたい人に合ったスタイルで支援を募ることができたらと思っています。 また、次のステップとしてこのプロジェクトで提示した夢のアイテムを具現化するために、いろいろな企業や団体にもご協力いただいています。
例えばパンフレットも、お手伝いしますと声をかけていただいたイラストレーターやコピーライターを中心に作製していただきました。私たちが伝えたいことをコピーライターの方に伝えると寄付者に届きやすいことばに代わって出てきます。同じ意味なのに全然違うことばとして出てきたりします。届けたい人に届くことばで発信することが大切だと思いました。

何ができるか、どうすればできるか、の可能性をさぐる

例えば企業へ寄付の相談に行くときは、「何か一緒にさせてもらえることはないですか?」という気持ちで相談に行きます。
私たちの活動も病院という既成概念を取っ払い発想することで新しい可能性が広がり色々な視点から考えることができます。 また、難しいことがあっても、難しい理由を中心に考えるのではなくどうやったら解決できるかという発想をするよう心がけています。
実は、施設建設費の予算が予定より跳ね上がってしまったことがあるのですが、コンセプトを変更したり、規模を縮小することを考えるのではなく、どうやったら実現できるかの話し合いをしました。
よく聞かれますが、実は寄付集めですごく苦労したことやしんどかったことはあまりないんです。不安な気持ちになることはもちろんありますが、個人的には子どもと一緒に過ごした闘病生活の方がずっときつかったですし、今はこの活動がライフワークになっています。
なんとしてもうまくいかせたいと思っています。

これから寄付集めをしようと思っているNPOへメッセージ!

小さなつながりこそ大切にしてください。ひとつの出会いを大切にすることで、寄付だけではない新たな可能性が生まれるかもしれません。
自分の力を発揮できるところを探している人は実はたくさんいると思います。寄付してもらったから、寄付をしてほしいからつながるのではなく、日頃からどうやったら新しい人や可能性を巻き込めるか、私たちもいつも考えています。 それが必然的に寄付にもつながっているような気がします。

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