月刊ボランティア〜Internet Edition〜
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No.358/ 2000年9月号

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これは特集のダイジェスト版です。全文はぜひ『月刊ボランティア』本誌をお求めの上、ご覧ください。



 (株)カタログハウスが発行する
『通販生活』という"雑誌"をご存知だろうか。
これは、普通の通信販売のカタログとは異なり、
全体の半分以上が読物である。
つまり、カタログと雑誌が融合した
カタログ+誌なのである。
これが滅法オモシロイうえ、
ボランティアやNPОといった世界にも
非常にシンパシーを感じているようなのである。
さっそく取材を申し込んだら、
「どうぞ、どうぞ」という感じでОKが出た。
行って話を聞いてみて驚いた。
ひょっとするとこの会社は、とんでもないことを
やっているのではないか……。

■見事な、ビジネスと志の融合

 例えば、『通販生活』春の特大号の表紙中央上段には、作家の小田実氏が自宅の玄関らしきところで靴を履いている写真、下段には評論家の大宅映子さんが仕事部屋のようなところで掃除機をかけている写真がある。そして、小田氏の写真のキャプションには「ヤコフォームは買いつづけたいし、第九条は守りつづけたというのが、私の意見である。」とあり、大宅さんのそれは、「使い勝手は良くなるほうがいい。ただそれだけのこと。憲法は改正したほうがいいですよ。」となっている。

 因みに、ヤコフォームというのは同社が扱っているドイツ製の「履きやすい」と評判の靴のことである。また、大宅さんが手にしているのは、これも同社取扱商品のドイツ・ミーレ社製の掃除機である。

 この二枚の写真を使った表紙デザインの見事さには正直言って舌を巻いた。意見の違う両氏の同意を得て二人を表紙にもってくるばかりではなく、自社商品と絡ませるとともに、「憲法九条と向き合おう」という特集のプレゼンとなっているのは見事である。カタログ販売というビジネスと、志を持った雑誌の編集という仕事が、表紙のデザインとコピーに見事にブレンドされている。

 また、中面をパッと開くと、ほぼ真ん中にとじ込み付録がある。それがなんと!日本国憲法の全文である。カタログ誌に日本国憲法の付録がついているというのは、前代未聞であろう。そのとじ込み付録を境にして、大まかに前半部がカタログ部、後半が読物部という体裁。読物部分の最初の記事は表紙にあった憲法特集である。錚々たる論客のインタビュー記事があり、各氏が自分の憲法九条論を語っている。

 そして他にも、「こんなモノいらない」と題した座談会や、「千人風呂ベストテン」という温泉に関する連載記事などに混じって、「病気と闘う子どもたちに、今年もお年玉をお願いできませんか」と題したチェルノブイリの子どもたちへのカンパを呼びかける7ページにもわたる記事や、「ゆめ・風10億円基金」の牧口一二氏と永六輔さんの「ボランティア対談」、また「家電リサイクル法で廃家電はどれくらい蘇るのだろう」といった、NPO・NGOや環境団体の機関紙と見まちがうような記事が載っている。もちろん小説や漫画や読者投稿ページも大変充実している。

(常任運営委員 吐山 継彦(はやま つぐひこ)

(残念ながらインターネットではここまでです。あとは本誌でみてください!)


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