Vマーク青 月刊ボランティア〜Internet Edition〜
このホームページは大阪ボランティア協会のボランティア・スタッフ“むくどり”が、運営しています。

No.341 / 98年12月号

[前のページに戻る]

  編集後記 Editor's Notes

ケ崎には非日常が日常の中にあった。野宿、凍死・・・。大都市の一角で、野宿を強いられ、この時期には凍死という最悪の結果も決して珍しくない。これまでに訪れた回数は数えるほどだった。余りにも、日常とかけ離れすぎていて、近くにあるのにその現実に気づかなかった。見ようとしなかったことが恥ずかしい。「無関心であることがいかに差別的であることか」。若いボランティアの言葉が重く感じられた。

(森)

ヶ崎の取材の最後、炊き出しの会の人と一緒に公園内を歩いていた時のこと。10匹ぐらいの犬に突然、取り囲まれました。キバを剥き、今にも飛び掛かろうとする犬の恐ろしさ。会の人は「知らん人やから」と言いましたが、他のだれでもなく、自分に向かって来たことはそれなりに衝撃でした。一方、フェスティバルゲート付近で目立つ警備員の姿。二つの情景が象徴する落差を、どうすれば埋められるのか考えさせられました。

(風)

回の特集は、担当編集委員が取材先を分担して、それぞれが釜ヶ崎に出向いた。私自身も何度か足を運んだが、あのシビアな現実を「どう伝えたらいいのか」随分迷った。「伝えたい・みんなに知ってもらって考えてほしい」という物事を文字で発信する立場の私と、誰かの生活に「踏み込んでいいか」という個人的感覚の部分の葛藤があったからだ。特集を読んで読者の皆さんはどう思われたか・感じられたか、感想をいただけると嬉しいです。

(みあ)


前のページに戻る

戻る
社会福祉法人大阪ボランティア協会