Vマーク青 月刊ボランティア〜Internet Edition〜
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No.334 / 98年4月号
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No.334表紙
CONTENTS

論説
  V時評  「自前主義」ノススメ
 
特集
  花子と太郎のNPO法論議 やっぱり,これは大事件だ!?
付録 これがNPO法だ!「特定非営利活動促進法」(全文)
 
コラム
  ことば−歴史の中のボランタリズム
むだちしき
 
ニュース
  ぱらぼらアンテナ
 トピックス 川島憲司&小野田全宏
 ニュース
漫 voU
 
エッセイ
  小言騒語 西村 秀俊
私のボランティア初体験 岡本 榮一
 
コラム
  現場は語る
 
エッセイ
  私の本棚 「ボランティア活動に疲れた時、読む本」
 
コラム
  行け行け!市民のウェブ工房
ボランティア・めでぃあちぇっく
 
情報
  市民のためのインフォメーション
 
情報  大阪ボランティア協会・発
  協力感謝
インフォメーション・スクエア
 
巻末インタビュー
  この人に 東 ちづる さん
   
編集後記


...No.1 ●女優・タレント●  東 ちづる さん さん

 
 
 
こころが動いたら、実行する
なにかできることもあるはずだ、
という姿勢からだと思います。
 
 
 

  ボランティア活動って、関心はあっても参加するきっかけがなくて、その間にギャップがあると思うんです。タレントとしての私がボランティアをしていると紹介されることは、必要以上に構えずに、考えられているより簡単に活動できるものだということを伝えられるチャンスだと思っています。
 これまで「骨髄バンク」や遺児を支える「あしなが育英会」の活動などに参加してきました。そのきっかけは、たまたま白血病に冒され死に直面している十七歳の青年を紹介するテレビ番組を見たことなんです。なんとその青年は私が生まれた因島の高校の後輩だったんです。
 美しい自然に囲まれたあの島で、十七歳の若さで死を見つめて生きる青年がいることに、すごくショックを受けました。芸能人の私でさえ、プライベートな部分を公にするのは辛いことと知っていますから、「なぜ彼が病気を公にしたんだろう」と疑問に思ったわけです。その番組自体はお涙頂戴もので骨髄バンクのことは分からなかったんですよね。
 さっそく、その青年の連絡先を調べて電話をしたことから、「骨髄バンク」の協力を呼びかけるポスターを作ることに・・・。ノーギャラで知り合いに呼びかけて、蒼々たるメンバーで作ったのに、マスコミの反応は表面を茶化したもので骨髄バンクのことはほとんど触れない。がっかりしました。
 マスコミもまだ、骨髄バンクを理解していない時代でした。ならば草の根的な活動しかないと、全国各地での講演などを始めて、私が伝えたいことを地道に訴え続けています。講演のなかで特に訴えているのが、骨髄バンクそのものに対する理解です。さらに、患者さんに対する差別や偏見、ご家族に対するこころのケアの必要性などを呼びかけていった・・・。すると、不思議なくらいその輪がどんどん広がっていったんです。
 ボランティア活動というのは、こころが動いたら実行ですね。何かできることがあるはずだ、という姿勢からだと思います。この活動を通して「肩書きも、収入も、年齢も関係ない」仲間ができたということも、とても嬉しいことの一つです。
 それに「社会人」として人生が深くなったような気がします。
 芸能人というのは人気商売ですからいつも不安がある。でもボランティア活動をすることで、私には「社会人」としてこういう生き方もしているんだという自覚があって、それも生きる自信につながっているのかもしれません。

(漫)

●東ちづるさんプロフィール●

広島県出身。現在、「週刊ボランティア(NHK教育)などの司会や、ドラマ「愛、ときどき嘘」(日本テレビ系)に出演するなど幅広く活躍中。ほか、エッセイ集「たいくつのパラダイす」を出版。



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社会福祉法人 大阪ボランティア協会