Vマーク青 月刊ボランティア〜Internet Edition〜
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No.327 / 97年7・8月合併号
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No.327表紙
CONTENTS

《特集》 市民プロデューサーはこれからが旬!



《コラム》 小言騒語&愛縁奇縁
《コラム》 現場は語る
《ニュース》 切り抜き帳
《コラム》 私のボランティア初体験
《コラム》 NPOフォーラム97かながわ
《コラム》 めでぃあちぇっく 其の四
《コラム》 Vむだちしき&読者通信
《論 説》 V時評
《情報発信》 あんぐる
《協力感謝》    



...No.127 コラムニスト  天野 祐吉 さん

 ボランティアって究極のレジャーだと思っているんです。こんな面白いものないなって.だって、自分を犠牲にするって凄く楽しいんじゃない?例えば好きな女の人の為に自分を犠牲にするなんて、最高の喜びじゃないですか.自分を犠牲にして面白くないならやらない方がいいけど、自分を犠牲にする方が喜びが大きいなんてこともある訳でしょ。“世のため人のため”なんて考えないで、“面白いからやるんだ”って楽しめばいい。自分を犠牲にすることとレジャーは別ではなく、どこかで重なっていると思うんですね。

 戦前の価値観は滅私奉公。その揺り戻しが大きすぎて戦後は滅公奉私でしょ。極端すぎて、自分だけの幸せいじりは大切だけど公共的なことに没頭するのはダサいこと、お節介はいけないこと、みたいになってしまった.ボランティアもとても偉い人がする崇高なことだって風になってるけど、それは間違いで、人間っていうのはお節介し合う動物なんです。コミュニケーションっていうのは基本的にお節介なことですよ。ただ、お節介をほどほどに押さえておくという想像力がないと、人の迷惑になる訳で。でも、そんな理想的にはいかないから、時々は迷惑になってもいい。ミスを恐れていちゃあ何もできないけど、相手との距離をみながら迷惑にならないように心がけるのは、ボランティアの条件ではあると思いますね。それさえあれば、あとはおもいっきり楽しんじゃえばいいんですよ。人の為にはなるけど面白くないことまで、ムリしてすることはない。ボランティアって、洋服着替えて帽子かぶって出ていくってものじゃなく、日常の中にいっばいある小さな行為だと思いますよ。ボク自身は今、忙しすぎるので、ボランティアは老後の楽しみ・レジャーにとってあるんです。

(雅)

天野祐吉さん

1933年東京生まれ。創元社、博報堂などを経て’79年『広告批評』を創刊。コラムニスト。『広告の本」『私のCMウオッチング』『テレビは嘘が嫌い』『CM天気図』など著書多数。


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