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2003年3月
マーケティング手腕  - 私たちの盲点
スーザン・J・エリス
ボランティアのリーダーとして、私たちが所有しているにもかかわらず、意欲的に明示しようとしていないことについて考えてみましょう。私は、しばしば私たちの分野でマーケティングの実際的な知識がないことに愕然とすることがあります。特に、私たちの活動を広めるためにインターネットが本当に多くの新しい、そしてお金のかからない(勿論時間と努力は必要ですが)方法が可能になっているのに、です。

まず、メディアでニュースの見出しとなるような、日常的に存在感のあるニュースとなるべきものを私たちの分野が生み出さなければならないと私は思います。特に、新聞、テレビ、ラジオが報じている世界で起こっている見通しの暗い恐ろしいニュースと、対照をなすということです。しかし、ボランティアプログラムマネジャーがメディアに連絡をしているのは、ほとんどが代わり映えのない退屈な話ばかりです。

ニュースになる価値のある話題を考えているのであれば、私が「それにはどのような意味があるのか?観察要素」("So-what? Factor")と名づけているものを利用してみませんか?たとえば:
  • 三人のボランティアが25年の活動に対して表彰された。「それにはどのような意味があるのか?」
  • 夏のオリエンテーション講座の申し込みを受けつけています。「それにはどのような意味があるのか? 」
  • 10人の学生がリーディング個人指導ボランティアのおかげで運転免許試験に合格しました。「それにはどのような意味があるのか?」
関係者以外にとっては、これらの事柄は重要ではないということが注目すべき点なのです。一般的には、ニュースであるといえません。要件が満たされてはじめてニュースとなるのです
  1. だれもがすぐにその活動の価値、成果などを詳しい経緯の説明なくして理解できること。
  2. 普通見かけないもの(めったに起こらない)か、あるいはたぐいまれであること。
  3. 現在話題となっているニュースの問題と関連があること。
  4. ある意味意外なもの、直観に反したものであること。
  5. 人々の反応が涙、笑い、怒り、誇りであろうとなんであれ、感情に訴えるものであること。感情的な反応がないものであれば、誰にとってもどうでもいいことである。
では、一体どのようなボランティア活動や成果がこのような要件を満たしているのでしょうか? もちろん組織の状況により異なってきますが、ともかく、全米あるいは地域のニュースを例に実際にみていきましょう。次のステップを踏んでください:
  • ステップ1: 最新のニュース報道を読んだり、観たりしましょう。そして、自分のコミュニティの人たちと最も関連のあると思われる出来事を探してみましょう。
  • ステップ2: 自分の組織内で、そのニュースにボランティアが直接的・間接的に関わっている、あるいは関連しているインパクトのある活動に焦点をあててみましょう。
  • ステップ3: ボランティアが活動している写真を撮り、記事を書き、マスメディア連絡先に送りましょう。あるいは、担当者に電話をかけ、記者を派遣してもらうように頼んでみましょう。 また、何故その記事がニュースになると考えているのかについての説明をしたり、人々の関心を引く最良の方法を見つけるために新聞社や放送局と協働する申し出をした簡潔な手紙を書くこともできます。(他の誰よりも早く「それがどのような意味があるのか?」という問いに対して答えを持つようにしましょう!)


次のことが参考になるかもしれません。

  • 戦争の恐怖やテロのニュースが多いのであれば、モスレムあるいは中近東出身者のボランティアあるいはサービスを受けている人が、そうでない人たちと一緒に活動していることを報告できますか?視野を広くしてくれたボランティアの人たちに感謝の気持ちを述べている子どもたちと活動していますか?緊張が解けるような話をマスメディアに提供できますか?

  • 失業や経済的な問題があるなら、失業中の人たちが、苦難なときにも元気な気持ちでいることができ、履歴書に書き加えることのできるようなボランティアを提供していますか?求職活動が上手くいくように、あるいはホームビジネスを立ち上げることができる手助けとなっていますか?


10代あるいは20歳そこそこの青少年たちが新人類のように考えられています。彼らすべてがそうではないと証明できますか?青少年たちがそうではないと思っているボランティアたちが、出来ることがありますか?(walk-a-thons<訳者注*1>や高齢者を訪問するような活動ではなく、当たり前でない話を取り上げましょう)同様に、もし入居している人々がいつもサービスをうけるばかりではなく他の入居者を助けているような老人ホームであなたが働いているのであれば、社会通念に反論してみましょう。

このような種類の話題であれば、マスメディアの関心を引くことができるでしょう。それは、大手である必要はありません。毎週発行しているようなコミュニティや町内会のニュースレターは、このような話題に興味があるでしょう。また、大学や高等学校の校内新聞でもそうでしょう。地域放送局も広報にしかるべき候補先でしょう。

新規のボランティア募集、ボランティア表彰、有給職員の心服を得るといったような広報には、費用はかからないことに注目しておきましょう。漸増していく通信先名簿、あるいは今ではEメール名簿が必要になります。また、写真は言葉以上に効果があるものですから、写真を撮るように心がけましょう。

対外的にマスメディアの関心を引くつもりはないとしても、組織内での効果的なマーケティングはしていますか?ボランティアたちの注目すべき活動を組織内の人々すべてに周知を図っていますか?広報誌あるいは組織のホームページに写真を載せていますか?注意を引くような連絡メモを送るか、少なくとも定期的なプログラム報告書に新規の話題として収録していますか?もしあなたがボランティアたちの応援リーダーをしていないのなら、誰か他の人がその仕事をしていますか?

最後に、私をいらいらさせているひとつに多くのボランティア関連の会議が公表されていないことがあります。主催者の意図ではないとしても、外部の人たちは会議が閉鎖的な集まりであるように考えるでしょう。たぶん日程記録が内輪の名簿に送られ、その後詳細なパンフレットが郵送されているのでしょう。ホームページに掲載はされていることもありますが、登録受付委員会は参加登録を待っているだけなのです。

広告代理店は、私たちがこのことを気づく前から一つの商品の広告には7つ特徴が必要だといっています。会議あるいは地域でのワークショップの主催者が活用できると思われるマーケティングのヒントをいくつかあげてみました。

  • あなたの団体の情報を受付けてくれる無料のイベント情報を出来る限り探してみましょう:たとえばウェブ(注1)ですが、ボランティアをしている人たち向けのものばかりでなく、多彩な(しかし関連はある)読者(活動指導者、消防署長、同窓会幹部など)が関心を示しているものを探しましょう。実際、全般的なコミュニティカレンダーに情報を送るようにしなければ、それぞれの地域で出来るだけ多くの人々に気づいてもらうことはできないでしょう。ボランティアにもそのような情報源を探してもらうよう協力してもらい、次回の会議議長・委員長に情報リストを渡しましょう! 

  • 周辺地域のボランティアたちが参加するイベントを横断的に広報しましょう。通常ニュージャージの人々にはペンシルバニアのボランティア活動連合会の年次大会の情報を知ることはなく、同様にペンシルバニアの人々はニュージャージでのイベントについて知ってはいません。これら広報のためにはそれぞれの広報誌を送り、定期的な会員情報での告知を依頼する取り決めが必要になります。人為的な境界線を自分たちの縄張り意識で作ってしまっているところでは、このような逸機が世界中で多くみられます!

  • 基本情報を載せた安価でできるチラシや、しおりを作成しましょう。そして、出来るだけ多くに配布するように作業を分担しましょう:配布先は、関連する専門職の人たちの会議、コミュニティの集まり、図書館、グループのリーダーたちが集うような場所です。企画委員会のメンバー一人ひとりがその資料を置く場所を3ヶ所見つけることにすれば、わずかな努力で幾つもの新たな場所を増やすことができるのです。

そこでこのトピックスについてご意見下さい。
  • 他の団体が見習うことができるような「熟知している」ボランティアプログラムのマーケティングの実例・模範の経験がありますか?(どこで、どのようにボランティアの関心を喚起するのかについてのどんな提案でも歓迎です)
  • どうしてほとんどの仲間たちがマーケティング活動を行っていないと思いますか?
  • 今「ニュース」となるようなボランティア活動についてのブレーンストーミングができていますか?

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(注1)エナジャイズのホームページ上で提供しているconference calendar を利用ください。あなたの団体のイベントが小規模であるとか、地域が限られているので適格でないと考えないでください!あなた地域の2マイル(訳3.6キロ)内にいながらあなたのネットワークの中に入っていない誰かが、その情報を得て参加することになるかもしれませんから。

訳者注*1 Walk-a-thons:寄付集めのイベントの一つ。長距離を歩き、色々な人々と交わりながら活動の理解を広めていく。
原文はhttp://www.energizeinc.com/hot/2003/03mar.htmlをご覧ください