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2002年4月
私を「高齢者」と呼ばないで!
スーザン・J・エリス
先月の25周年記念のホットトピックスに投稿してくださった方々にはお礼を申しあげます。特に、とっても素敵なお祝の言葉を書いてくださった方々には感謝しています。「認めていただいた」と実感いたしました。そして、来る全米ボランティアウィークで4月のスタートをきることは相応しい気がしています。.

今月は、年に関しての思いをめぐらせています。エナジャイズ社の25周年に私が54歳になったからです。現在シニア・コープ(Senior Corps 高齢者団体)の傘下にあるRSVP (退職者と高齢者のボランティアプログラムRetired and Senior Volunteer Program)や、その他のアメリカのボランティアプログラムが始まった時には、参加資格は60歳でした。数年前には、55歳まで引き下げられました。全米フリーダムコープ(Freedom Corps) の新しい案内書によると、今後は55歳としたいと明言しています。しかし、50代の一人としてとして語らせていただくとするならば、私はまた引退をしたわけでもなく、「高齢者」に自分自身が近づいたとさえ思っていません。皮肉なことに、高齢者という入り口の年齢が引き下げられたのとは反対に社会保障の有資格の変更として、完全退職給付の年齢は67歳まで引き上げられました。このような矛盾する状況は、他の国でも起こっています。

開発途上国で増大している年齢層は90歳から100歳です。55歳(シニアコープ)あるいは50歳以上(AARP=全米退職者協会)を「高齢者」として考えるとするならば、50歳以上の人々の集団にこのレッテルを貼ることになります。人生の半分が「高齢者」としてくくってしまうことになるわけです。前にも言ったことがありますが、年に関する語彙は不足していると私は思っています。ヤングシニア(多分60?75歳)、ミドルシニア(75?85歳?)、オールドシニア(85歳以上)のことを議論するための新たな言葉は実際に必要なのではないでしょうか。それぞれのグループには、健康、移動性、家族の支援構造、行動力のレベル、自由裁量の蓄えなどの点からみて、重要な特性があります。これら全て人生の局面は、ボランティア活動も含めて影響を与えるのです。

私の考えとしては、ある活動団体がボランティアとして55歳から65歳の人々に参加の場を提供できるとしても、注目することは何もないと思います。彼らより若い年代層の参加者に対して準備することはほとんど変わったことはないからです。しかし、私が重要と考えているのは、85歳以上の人々にほとんど関心が払われていないことです。今後人口のなかで90歳代や100歳代に人々が増えてくるとするならば、彼らが自分のコミュニティーの中で積極的に関われるようにするのに何をしたらいいのでしょうか?

私は、世間知らずではありません。多くの後期高齢者が病気をし、介護者の世話になっています。私自身の母は92歳でアルツハイマー病です。残念ながら、母のボランティア活動は終わってしまいました。しかし、高齢者介護センターで生活している母の友人は、97歳で頭も切れます。彼女はあまり体を動かすことはできませんが、いまだに快活で元気なのです。一日のほとんどを夕食の時間を待ちながら、リビングルームの椅子に座って過ごしています。食堂には歩行器で移動し、そこで約2時間仲間と過ごすのです。もし、運良く健康でいられるのなら、私たちの多くも将来このようになるのでしょう。他の人々の助けを借りない方法はないものでしょうか。

有給の労働力という観点からは、社会から取り残された、しばしば孤独でありながら、ますます意欲的に活動できる人々の能力を引き出すことは、ボランティアの世界で私たちが直面する課題です。
  • 車を持つことや運転することをあきらめた人々の移動の問題をどのように取り組んだらいいのでしょうか?高齢者を診療や介護へ連れていく手段を考えだせるのであれば、精神を健康的に維持することのできるボランティア活動に活かせないものでしょうか?
  • 家に引きこもりがちであったり、体があまり自由に動かすことができない高齢者に、どのように生きがいをもたらすことができるのでしょうか? コンピュータの技術やアクセスの発達とともに年を重ねていくのであれば、この問題はどのように変わっていくのでしょうか?
  • 寝たきりの人には何ができるのでしょうか?(ボールダーの老人ホームの世代間ガーデニングプロジェトでは、寝たきりの人々に容器に苗木の植付けをすることをしてもらうことで、全ての入居者が参加しました。)
  • ボランティアをする人々も、加齢によりしかるべく80歳代になるのだから(若いときに活動に参加し、活動を続けていくということですが)、彼らが現在していることから将来できることへ移行していくために、魅力的で正真正銘有益なプロジェクトをどのように見つけることができるでしょうか?
これらに対しては答えがあるはずですが、対処しやすい経路をとりながら、50歳代に人々のことに焦点をあてない限り答えをみつけることはできないでしょう。何年間前のことですが、フロリダの学校区で「グレートグラニーズ」(すばらしいおばあちゃんたち)プロジェクトを始めるべくあるワークショップを行いました。参加者のターゲットが60歳ぐらいの女性であることを知った時に、主催者に「ホットママス」(エネルギッシュなママさんたち)に変更するように提案したことがあります。

さて、あなた方の、「高齢者」に関わる課題はどのようなものですか?すでに85歳以上の人々が参加している創造的な活動があれば、教えていただけませんでしょうか?急場しのぎのことをするのではなく、本当に必要とされていることを実行しましょう。ボランティアの世界は、絶え間なく高齢化していく人口が私たちのプログラムにいかに影響を与えることができるのかを理解する義務があるのです。
原文はhttp://www.energizeinc.com/hot/02apr.htmlをご覧ください