2011年3月11日に発生した東日本大震災は、阪神・淡路大震災の被害規模を大きく上回る大災害になりました。大阪ボランティア協会では、「この困難な状況を見過ごすわけにはいかない」との思いから、被災を受けて深い痛みを負った地域の人々を支えるため、大阪や関西からできる支援活動を展開しています。
●緊急支援時の災害ボランティアセンター運営支援者を派遣
災害時に、様々な緊急支援活動を行う調整役として立ち上がる「災害ボランティアセンター」が、今回は、東北3県の各所に設置されました。
センターの立ち上がりから、運営の円滑な運びをサポートする「災害ボランティアセンター・運営支援者」の派遣を、「災害ボランティア活動支援プロジェクト会議」(事務局:中央共同募金会)に協力する形で取り組むことを決定。3月19日に第1陣として一人を派遣した後、「ひとの数珠つなぎ」形式で、6月までは宮城県と福島県に一人ずつ派遣、7月〜8月かけては宮城県気仙沼市の災害ボランティアセンターに一人を派遣し、支援活動を行いました。
●復興期のコーディネーターの派遣
9月より災害ボランティアセンターから復興支援センター(名称は、気仙沼市社会福祉協議会ボランティアセンター)へと移行したことを受けて、地域での生活支援活動やネットワーク、協働支援に着手しました。【赤い羽根「災害ボランティア・NPOサポート募金」支援事業】
社会福祉協議会の生活支援相談員、高齢介護課による友愛訪問員、各行政機関の専門員、NPO・NGOなど気仙沼では複数の支援者が存在します。そのため、関係者の連携や、NPO・NGO活動の地域での認知、また、行政との協働環境を促進することが効果的な支援活動には不可欠であるため、行政、社会福祉協議会、NPO・NGOによる全体会、地域別懇談会、テーマ別分科会、小地域での支援者ミーティングを開催。気仙沼市、気仙沼市社協ボランティアセンター、シャンティ国際ボランティア会とともに、諸機関の連携や会議運営に務めました。
出身集落が混在し、かつ大規模でつながりが作りにくく、また要援護者が多いなどコミュニティづくりにきめ細やかなケアが必要だと考えられる五右衛門ヶ原地域の応急仮設住宅(運動場170戸、テニスコート35戸、球場108戸)にて、気仙沼市、気仙沼市社協ボランティアセンターと協力して、NPO・NGOとの効果的な連携を模索しながら、住民の交流活動や自治会づくり、住民会議等でファシリテーションを担いました。
泥かきやがれき撤去活動から生活支援活動への体制移行の支援や、生活支援相談員や復興支援コーディネーターと他団体との連携調整など、気仙沼市社会福祉協議会ボランティアセンター(復興支援センター)の運営支援に取り組みました。★気仙沼支援事業におけるネットワーク事業および生活支援事業は、支える人を支える募金、赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」の助成を受けて実施しています。
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●あいのりプロジェクト「トラック編」
企業(積水ハウス等)、大阪市社会福祉協議会との連携により被災地支援プロジェクトとして、介護や育児ニーズで不足しがちな物資を、現地からの要請にもとづき個別輸送する「ありのりトラック」運営プロジェクトを実施しました。今回ほどの大災害では、場所や施設によってまだまだ物資は届いていない状況が長く続き、特に高齢者、障がい者、乳幼児、妊婦さんなど社会的弱者へのニーズが各所で発生したため、各企業のご協力を得て、9月末時点で第8便まで送り出すことができました。
●あいのりプロジェクト「ボランティアバス編」
東日本大震災の被災地復旧をお手伝いするため、企業のCSR担当者やNPOで活動を推進するメンバーを対象にしたボランティアバスプロジェクトを実施しました。現地の状況を知り現地でのボランティア活動を通して、今後自社や企業連携での被災地支援のあり方を考え、具体的な復興支援を進めていくため「あいのりボランティアバス」というコンセプトで6便を走らせました。
●あいのりプロジェクト「関西からの復興支援編」
ボランティアバスの参加者(のべ138人)をもとに、関西でできる支援活動の実施に向けての取り組みとして、2011年9月23日に開催された「大阪から元気を届けようチャリティバザール」にブースを出店。ボラバスで支援に向かった気仙沼から品物(銘菓や布製品)の委託販売を行い、売り上げを現地生産者に届けました。このバザールには、ボラバス参加者から有志27人が集まり、当日までの準備や、販売スタッフとしてイベントに参加しました。
●「災害ボランティア説明会」の実施
被災地と活動希望者の橋渡しとして、災害ボランティア説明会を発災直後の2011年3月より8回実施し、167人の参加がありました。説明会では、被災地に行く前に知っておきたいことや被災された方と向き合うための心の準備などを説明。日々変化する現地状況の中で、説明会で伝えるべきこと、伝えたいことを担当者間で検討し、内容も少しずつ変えながら7月3日まで実施しました。
●「東日本大震災・被災地支援市民活動フォーラム」(近畿ろうきんNPOパートナーシップ制度被災地支援プロジェクト)の実施
被災地支援が緊急支援から生活支援へと移り変わりつつある7月5日、改めて、関西にあるNPO・NGO支援組織はこの被災地支援にどう動いてきたか、これからどう動くかを考えるフォーラムを実施。支援活動の中で見えてきたものや今後、必要であろう支援策について現地支援を行っている団体を招き、それぞれの立場から意見を出し合いました。
●被災地の家族応援企画「秋の一日をひらかたパークで遊ぼう!」(近畿ろうきんNPOパートナーシップ制度被災地支援プロジェクト)の実施
2011年11月19日、東北の被災地から近畿2府4県に避難している子どもたちとその家族を、関西で老舗の遊園地「ひらかたパーク」(大阪府枚方市)に招待する企画を実施しました。今回の遊園地招待企画は、京阪電気鉄道株式会社やひらかたパークの協力をえて開催、179世帯666名の応募者から抽選で39世帯130名を招待しました。
イベントでは、参加者同士のつながりをつくるため「交流カフェ」や「ゲーム大会」を行い、普段の生活で気になっていること、あったらいいなと思う情報について自由な雰囲気の中で参加者の声をうかがいました。
●「東日本大震災・被災地支援関西ネットワーク」の会合の実施
3月14日の東日本大震災被災地の支援に関する情報交換会合に集結した団体の中から、各府県の支援センターが世話団体となり、そのメンバー間で定期的に情報交換の会合を持ちました。
・構成団体:しがNPOセンター、きょうとNPOセンター、市民活動センター神戸、わかやまNPOセンター、奈良NPOセンター、大和まほろばNPOセンター、スペシャルサポートネット関西、大阪ボランティア協会
●「被災地支援を考える学習会」の企画・実施
東日本大震災は、地震・津波被害に加え、原発事故が起こるというこれまでにない災害となり、被災地を支援するために必要な知識を学ぶ学習会を企画し、実施しています。
※最新情報は、「講座・イベント情報」でご確認ください。
●東日本大震災・被災地支援に関する情報発信の取り組み
協会ホームページに活動希望者へのメッセージを掲載するなど、情報発信に取り組みました。「被災地で活動したい」「寄付・寄贈をしたい」「関西でできること」「被災地支援イベント情報」「協会の動き」などのカテゴリーで、現地の情報が掲載されているページへのリンクや、事前に知っておきたいことなどの情報を掲載しています。