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マネジメントとリーダーシップは紙の表裏の関係で、組織を運営していく上ではいずれも欠かせないものです。ですから、マネジメントとリーダーシップは「・」でつないであります。
それに「マーケティング」を加えているのは、組織も人もどうしても「自分本位でものごとを進めてしまう傾向」があり、それでいいときはいいのですが、最近のように社会や人々の考え方の変化が早くなってきますと、「社会の変化と人間の心の変化」をきちんと把握することが必要になります。また、「対象とする人をよく知ること」や「外から自分たちの組織や活動を見ること」が組織運営上どうしても欠かせない要素になってくることから、「マーケティング」の内容を加えました。
残念ですが、NPOのマーケティングについて正面から取り組んだ書籍はまだあまり多くありません。
しかし、企業向けには非常に多くの著作がありますので、ここでは企業のマーケティングの中からNPOにとって知っておいて損はないし、自分たちの組織・活動に応用できる部分をご紹介していきます。
マネジメントもリーダーシップもマーケティングも、共に人間を対象にした見方・考え方を整理し理論化したものです。リーダーは「人間を理解し、人の心理を知る」という基本能力を持っていなければ、いくらスキル(技術)だけを学んでも上手に活用できません。
どうか、「人間とはどのような生き物なのか」を常に考えていただきたいと思います。その意味から私は、組織運営を学ぶということは「人間を知る」ことと等しいと考えていて、「マネジメントは心理学」とさえ思っています。
だからと言って、難しい専門書を読むことよりも(もちろん読んでいただいて一向に構いませんが)、日常の報道(新聞・テレビ・映画・小説・その他書籍等)を見ておくだけでも自然に「社会の動き」、 「人心の変化」を知ることができますから、単に興味があるとか面白いだけではなく、「なぜ、このようなことが起きるのか」とか「今は、このようなことが求められているのか」など、今までとは少し違ったアンテナを立てていただきたいと思います。
しかし、報道には多くの場合、報道する側のフィルターがかかっています。
リーダーは、地震の震源地を特定するように、多様な情報源を照らし合わせて真実は何かをできるだけ客観的に見極める力を持ち、それと自分の基本的な考え方(私は、「基軸」と呼んでいます)との両面から「見て、聞いて、判断する」ことが、最低限必要な資質と私は考えています。
このように書くと「リーダーとは難しい」としり込みされるかもしれません。
しかし、この本を手にしてくださったあなたには、「なにがしかの問題意識」があったはずです。
それは「今の現状をなんとかしたい」という気持ちだと思います。その気持ちがあれば、あとは日々の継続的な自己啓発です。
例えば、今朝食べた食事が身体の何になったのか分かりますか? それは分からなくても、規則正しく・栄養バランスをとった食事は長期的には健康を維持したり体力を増進したりするのと同じです。
日々のちょっとした努力の継続が、あるとき自分を振り返ると「いつの間にか、こんな位置にまで来ている」ことを気づかせてくれるはずです。(後略)
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